【KMP】Kotlin Multiplatformでクロスプラットフォームアプリを作る(プロジェクト新規作成)
以前こちらの記事で書いた通り、プロジェクト作成方法をまとめておこうと思います
開発環境
記事作成時点での開発環境は以下になります
- Android Studio Koala Feature Drop | 2024.1.2
- XCode Version 15.2
使用しているOSはMacです
KMPプロジェクトの作成
公式サイトのこちらの手順に沿って進めていきます
Android Studioでの開発環境はすでに構築済みの前提になります
Kotlin Multiplatform pluginの導入
クロスプラットフォーム用のプロジェクトを作成するために、Kotlin Multiplatform pluginを導入します
Android Studioを立ち上げた時に出るウィザードでPluginsを選択し、検索窓に「Kotlin Multiplatform」と入力
画像の通りKotlin Multiplatformのプラグインが出てくるので「Install」を押します
インストールが完了すると「Restart IDE」のボタンが出てくるので、ボタンを押してAndroid Studioを再起動します
プロジェクトの作成
再起動が完了したらウィザード画面で「New Project」を選択
メニューから「Kotlin Multiplatform App」を選択してNextを押します
次の画面ではプロジェクト情報を入力
Build configuration languageは特に理由がなければKotlin DSLのままにしておきましょう
さらに次の画面では、Android・iOS・共有モジュールの名前を設定します
当然ですがそれぞれの名前は被らないようにつけましょう。あとでバグります
iOS framework distributionは特に理由がなければRegular frameworkを選びましょう
新規作成のクロスプラットフォームアプリであればわざわざCocoaPodsを導入しなくてもよいのではと思います
すべて入力できたら「Finish」を押してプロジェクト作成完了です
Androidアプリの実行
プロジェクトを作成すると必要なパッケージのダウンロードなどが始まります(最初は結構時間がかかると思います)
全て完了して、シミュレータor実機の実行環境が整っていれば「Run」ボタンを押しましょう
画像のように「Hello, Android XXX!」と出ていれば成功です
iOSアプリの実行
Android StudioからiOSアプリの実行もできますが、ここではXCodeを使ってビルド&実行していきます
プロジェクトフォルダを開き、iOSモジュールのフォルダ(ここではsampleapp-ios)のsampleapp-ios.xcodeprojを開きます
XCodeが開いたら早速実行ボタンを押しましょう
画像のように「Hello, Android XXX!」と出ていれば成功です
おわりに
ここまでKotlin Multiplatformのプロジェクトを作成して、クロスプラットフォームアプリを新規作成する手順をまとめました
今回は新規作成についてまとめましたが、既存のAndroid・iOSプロジェクトにKotlin Multiplatformを導入する方法もそのうちまとめたいと思います